直貼りフローリングの接着剤|マンションのコンクリート下地に貼る方法

直貼りフローリングの施工方法
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マンションの床は、コンクリート(モルタル)下地に木質フローリングを接着剤で直接貼る「直貼り工法」が基本です。この記事では、乾燥モルタル下地にフローリングを直貼りする正規手順を、接着剤の選び方を中心に解説します。直貼りフローリングはウレタン系接着剤を使うのがポイントで、ここを外すと床鳴りや浮きの原因になります。

この記事はメーカー公式の床材施工要領書をベースに現場目線で解説します。マンションリフォームで定番の直貼りフローリングを、下地処理から養生まで工程順に押さえます。

■ 施工の全体フロー
  1. 下地の確認
  2. 清掃
  3. パテ処理
  4. 接着剤・貼り付け
  5. 養生
目次

【下地の確認・清掃・パテ】平滑で乾いたコンクリート面に

下地表面が弱い・粉っぽい場合は、床用シーラー「フロアシーアップ」で表面を固めます。突起はスクレイパーで削り、かすやゴミを掃き取ります。亀裂や凹みは「アースシール速硬」で埋め、全体的な不陸は「アースコート60」でならし、いずれも完全に硬化・乾燥させます。

フローリングは硬く、下地の不陸をそのまま拾います。下地が波打っていると、貼ったあとに踏むたびギシギシ鳴る原因になるので、平滑な面づくりが肝心です。

【接着剤・貼り付け】ウレタン系UF-ライトで直貼りする

直貼りフローリングには、ウレタン系接着剤「プラゾールUF-ライト」を使います。下地に塗り、木質床材を取り付けたら所定のオープンタイムをとり、十分に圧着して床材と接着剤を馴染ませます

マンションの直貼りフローリングの断面図。コンクリート(モルタル)下地の上にウレタン系接着剤プラゾールUF-ライトを塗り、その上に木質フローリングを直接貼る構成
図1:直貼り工法の構成(コンクリート下地+ウレタン系接着剤+フローリング)

なぜウレタン系なのか。コンクリートに木質を貼るには、硬化後も適度な弾力で動きに追従するウレタン系が向いているからです。一般の水性糊だと、木の伸縮やコンクリートからの湿気に負けて、床鳴りや浮きが出やすくなります。直貼りフローリングは接着剤の指定を守るのが鉄則です。

用途商品商品番号施工㎡数の目安
直貼り用接着剤(ウレタン系)プラゾールUF-ライト286-38343㎡/16kg
表面強化シーラーフロアシーアップ291-11280㎡/4kg(2倍希釈)

【養生・最終確認】チェックリスト

貼り終えたら、1週間程度は極力人通りを避けて養生します。接着剤が落ち着く前に荷重をかけると、床鳴りや目地の開きにつながります。冬季の低温時はジェットヒーターなどで採暖してから施工します。

  • 下地は平滑で、弱い面はフロアシーアップで強化したか
  • 突起・ゴミを清掃し、パテ・不陸調整を完全に乾かしたか
  • 直貼り用のウレタン系UF-ライトを選んだか
  • オープンタイムをとってから十分に圧着したか
  • 施工後1週間は極力人通りを避けて養生したか
  • 低温時は採暖してから施工したか

どの床材・下地にどの接着剤を使うかは、床材用接着剤の選び方早見表|床材・下地別に正しい接着剤を選ぶにまとめています。迷ったときの確認にどうぞ。

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出典・参考資料

本記事は、ヤヨイ化学工業株式会社が公開している床材施工要領書「フローリング(乾燥モルタル下地への一般工法)」をもとに、現場での補足を加えて解説したものです。原本は同社公式サイトの床材施工要領書(PDF)、各種要領書の一覧は床材施工要領書のページで閲覧できます。接着剤の選定や塗布量は製品・下地・使用環境によって変わるため、実際の施工では各製品の最新の使用方法・安全データシート(SDS)を必ずご確認ください。

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この記事を書いた人

インテリア商社・マネージャー。現場に関わり続け、実務目線でツールの仕様監修を担当。「現場で本当に使えるか」を判断基準にしています。

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