クッションフロアのへこみは自然に直る?賃貸でもできる直し方と予防グッズ

本記事にはAmazonアソシエイトプログラムを含む広告が含まれています。

クッションフロアに家具の脚跡やキャスターの跡がくっきり残っていると、賃貸だと退去費用を心配して焦る人が多いです。ですが結論から言うと、この手のへこみのほとんどは家具の重みで表面のクッション層が押しつぶされただけで、家具をどければ数日から数週間で自然に元に戻ります。この記事では、放置で戻るケースの見分け方と、蒸しタオルやドライヤーを使って早く戻す方法、それでも戻らない深いへこみへの対処、そして賃貸で気をつけたいポイントまで、順番に解説します。

目次

クッションフロアがへこむ原因

クッションフロアは表面のビニール層の下に発泡層(クッション層)が入っている床材です。ソファやテーブルの脚、ベッドの脚など、狭い面積に体重や家具の重さが長期間かかり続けると、この発泡層がゆっくりつぶれて、そのままの形でへこみが残ります。キャスター付きの椅子は特に跡が付きやすく、同じ場所で回転させ続けることで表面が擦れて跡が濃くなることもあります。

洗面所やトイレのように狭い空間では、収納棚やゴミ箱の脚が同じ位置に置かれ続けることが多く、意外とへこみに気づきにくい場所でもあります。模様替えのタイミングで見つけて驚く、というケースもよくあります。

まず試したいのは「放置」

家具を移動させたばかりの浅いへこみであれば、何もせず数日から数週間置いておくだけで、発泡層が空気を吸ってゆっくり膨らみ、目立たなくなることが多いです。急いで直そうとする前に、まず家具をどかした状態でしばらく様子を見るのがおすすめです。

放置で戻りやすいへこみの見分け方
・跡の縁がなだらかで、爪で軽く押すと弾力がある
・家具を置いていた期間が半年以内
・表面のビニール層に傷や破れがない
これらに当てはまらない(縁が硬く白っぽい、家具を何年も置きっぱなしだった)場合は、放置だけでは戻りにくいので次の章の方法を試してください。

自分で直す方法|熱と湿気でクッション層をゆるめる

クッションフロアのへこみを直す4つの方法(蒸しタオル・ドライヤー・お湯・アイロン)を並べた比較図

放置しても戻らないへこみは、熱と湿気を加えて発泡層をやわらかくし、膨らむ力を助けてあげると回復しやすくなります。どの方法も、いきなり強い熱を当てるとビニール表面が変色したりワックスが傷んだりするので、様子を見ながら少しずつ進めるのがコツです。

蒸しタオル(一番手軽で失敗が少ない)

  • タオルを水に浸してしっかり絞る
  • 電子レンジで温めて蒸しタオルにする
  • へこんだ部分に乗せて1〜2分置く
  • タオルを外し、乾いた布で水分を拭き取る

ドライヤー

へこんだ部分から少し離して温風を1分程度当てます。高温を近距離で当て続けると変色の原因になるので、様子を見ながら短めに区切って当ててください。

アイロン(濡れタオルを必ず挟む)

一番効果が出やすい反面、直接床にアイロンを当てると確実に焦げます。濡らして固く絞ったタオルを必ずへこみの上に乗せ、その上から低温であてるようにしてください。当て続ける時間は数秒単位で区切り、都度タオルの様子を確認します。自信がない場合は無理せず蒸しタオルかドライヤーで様子を見てください。

お湯をかける方法(水回り以外向け)

クッションフロアは防水性が高いため、やかんや電気ケトルで沸かした熱めのお湯を、へこんだ部分にゆっくりかけて戻す方法もあります。数分置いたら、乾いた布で水分をしっかり拭き取ってください。アイロンより手軽で、蒸しタオルより温度が下がりにくいのが利点です。ただし直下や周辺に電気配線・畳・木製家具などがある場合は、水が染み込むと別のトラブルになるので避けてください。

直し方の比較

方法かかる時間必要な道具向いているへこみ
放置数日〜数週間不要浅くて新しいへこみ
蒸しタオル数分タオル軽度〜中度
ドライヤー1〜3分ドライヤー軽度
お湯数分やかん・布中度(水回り以外)
アイロン数分アイロン・濡れタオル中度〜やや深め(要注意)
業者に依頼当日〜数日深い・広範囲

どの方法から試すか迷ったら、へこみの深さと手元にある道具で選んでください。

深いへこみ・戻らない場合

数年単位で同じ家具を置き続けていた跡や、表面に亀裂が入っているへこみは、発泡層自体がつぶれきってしまい、家庭での応急処置では戻らないことがあります。無理に熱を加え続けると変色や溶けの原因になるので、これ以上戻らないと感じたら深追いせず、賃貸なら管理会社、持ち家ならリフォーム業者に部分補修や張り替えの相談をするのが安全です。

賃貸で気をつけたいこと

普通に家具を置いていただけでできたへこみは、国土交通省の原状回復ガイドラインでいう通常損耗・経年変化にあたるのが一般的な考え方で、退去時に借主が負担する範囲には含まれないとされています。慌てて自己流の補修をするより、まずは何もしない状態を保つ方が無難なケースも多いです。ただし個別の契約内容や特約によって扱いが変わることもあるため、最終的な判断は管理会社や貸主への確認が必要です。

退去費用の負担割合や、どこまでが借主負担になるのか気になる方は、この記事のツールで目安を計算できます。

へこみを防ぐグッズ

家具を置く前に一手間かけておくと、へこみそのものができにくくなります。

クッションフロアの発泡層は製品によって厚みや硬さが違うため、へこみの戻りやすさにも差があります。気になる場合は、購入時に厚みのある製品を選んでおくと、日常のへこみが目立ちにくくなります。

よくある質問

へこみは必ず自然に戻りますか?

浅く新しいへこみは戻りやすいですが、家具を数年単位で置き続けていた跡は発泡層自体がつぶれてしまい、完全には戻らないこともあります。

入居時からあったへこみはどうすればいいですか?

入居直後に写真や動画で記録を残しておくと、退去時に「入居前からあった」と説明しやすくなります。気になる箇所は入居時のチェックリストにも記載してもらいましょう。

直したら色が変わってしまいました。

熱を加えすぎると変色することがあります。目立たない場所で試してから本番の箇所に進めるか、心配な場合は無理をせず専門業者に相談してください。

業者に頼むといくらくらいかかりますか?

部分的な補修であれば数千円程度から、範囲が広い場合は数万円程度が目安と言われていますが、業者や地域、床材の種類によって差があります。正式な金額は見積もりで確認してください。

関連ツール

本記事は一般的な目安をまとめたものです。床材の状態や契約内容によって適切な対応は異なりますので、判断に迷う場合は管理会社・貸主・専門業者にご確認ください。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

インテリア商社・マネージャー。現場に関わり続け、実務目線でツールの仕様監修を担当。「現場で本当に使えるか」を判断基準にしています。

コメント

コメントする

目次